2011年04月23日
アーガスC-44 CINTAGON 1:4.5 35mm 試写
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天気はどんよりした曇りであまり環境は良くなかったけど、先日購入した32ドルのシュタイハイル製チンタゴン35mmの試し撮りをしてみた。
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F値4.5と暗いレンズだが、開放にするとここまでボケる。でも変な色被りを起こす。
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ちょいと絞ればビシッとしまった色合いに。
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やっぱ開放だと色被りが。でも妙な立体感が出て面白い。フォルムを選べはトイカメラっぽい使い方ができそう。
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絞っても周辺光量落ちが出るけど自分好み。
約3千円のレンズ。よい買い物であった。次回は晴天で撮ってみよう!
2011年04月18日
二台目のアーガスC-44
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なんで2台あるの? そうもう一台仕入れたの。なんでもう一台? 実は・・・・
落として軍艦部をボッコリ凹ましてしまったのだ!うががが。。。
ということでドナー用のC44をもう一台激安で購入。そうしたらね、ドナーも結構まともで軍艦部だけ移植するのがもったいないほど。
左の軍艦部分を取り外しているのが最初の1956年モデル。右が1957年モデルの2台目。ないが違うか分かる?えくぼの部分のシャッタースピードダイヤルの意匠が違う。たぶんメカニカル的には57モデルの方が進化してると思うのだけど、なんかVサインをしてるような56モデルのロゴマークが好きなので、57モデルには可哀想だけど買い替えではなく『移植手術』を敢行。最初に買ったときの感動も残ってるから愛着もあるので。
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で、交換のついでに曇っていたファインダー周りを清掃。ビックリするくらい大雑把なつくり。ネジなんて普通のねじ回しで大丈夫なほど太くてデカい。さすがアメリカ製。精密ドライバーで組み立てなんて、アメリカ人の辞書には載ってないんだろうね。だから素人でも簡単に清掃&調整ができる。組み上げ後は見違えるほどクリアに。気持ちがいい。
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C44を落とした原因。最初に買った56モデルには純正のケースが付いていたのだけどストラップが無かった。手元に色が合うのが無かったので、とりあえずトイカメラに付いていた安いブラウンのストラップを使っていたのだけど、あまりにもちゃちいのでマトモなのを買いに行こうとしていたその道すがらで・・・・ストラップの留め金が壊れて外れた! 今、まさに買いに行く途中だったのに・・・・(号泣)
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なんたる悪いタイミング。店まであと数百メートルだったのに・・・。ということで買ったのがいつもご愛用の『Roberu』ここのストラップはビンテージテイストでクラカメとは特に相性がいい。革の風合いも好き。そしてむら染めのこの色が純正のケースにドンピシャ。まるでストラップも1956年製に見えてくる。ケチらず最初からさっさと買っておけばよかった。。。。
で、合わせてドナー2号を買うついでに(?)35mmの交換レンズも購入。ライカで使ってるOrthostigmatと同じシュタインハイル製。中身はドイツ製でもアメリカのアーガス用だからメッキでピカピカ。しかし、なんでアメリカ人はあんなにメッキ好きなんだろうね。アメ車だってハーレーだってメッキだらけだ。といいつつ、ヘビーメタルが好きな人間は無条件にブラックレザーにシルバースチールはマストアイテムなんだけどね。
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F4.5だけど、そんなことはどうでもいいと思わせてくれるこの佇まい。カメラというより兵器っぽいところがいい。このレンズ、お値段は39ドル。日本円にして約3,237円。・・・・涙が出るほど安い。C44ってなんでこんな過小評価されてるんだろう。ネットで作例を探してもまず出てこないし。確かに大雑把でドイツ製のような緻密さは微塵もないけど、デザインといい写りといいもっと評価されてもいいと思うんだけどな。
100mmのレンズもあったけど使う用途が思いつかなかったのでパス。あとC44用の別なデザインのビューファインダーが届いたら、とりあえずC44のシステムは完了!
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しかしね、これだけ揃えたのに一番高い買いものは『ストラップ』なんだよね・・・なんか複雑。
2011年04月05日
シュタインハイル・オルトスチグマット(Steinheil Orthostigmat)
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アーガスC44の購入に合わせてビューファインダーも純正のものを探して購入。ロゴ部分の文字がかすれていたのてアクリル塗料で墨入れを行なう。キリッと引き締まった。このビューファインダー実はドイツのシュタインハイル製。
ライカ用のシュタインハイル『オルトスチグマット』(Steinheil Orthostigmat)35mm F4.5を持っていたので、ライカでもこのファインダーが使えるだろうという魂胆。『オルトスチグマット』レンズはライカ用としては珍しいオルソメター型ということらしいが、オルソメターってなんだか分からない(笑)。まぁ、珍しいというだけで満足なのだけど。
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レンズに刻印された『US Zone』の文字。第二次大戦後のドイツは米英仏ソによって4つに分割統治されていた。これはアメリカの統治下で作られたという印。敗戦国だから仕方がないけど、なんとなく嫌な言葉だね。
ちなみに日本も敗戦後から1952年頃まで『Made in Occupied Japan』という記述を義務付けられていた。『占領下の日本製』って意味。気が滅入る言葉だね。
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耳に見えるからミッキーマウスの愛称で呼ばれているけど、ミッキーというよりクマのプーさんって感じ。むっちりしていてライカ用のレンズの中では一番可愛い?
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やはり同じメーカー同士。ファインダーとのデザイン上の相性もバッチリ。
オルトスチグマットの撮影例はまた後日にでも。
2011年04月01日
アーガスC44 試し撮り-2 & 災害時に必要なものとは
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神楽坂にあった寺院の井戸水。きっと今でも使われているのだろう。
今回の震災で思ったこと。人間にとってやはり一番必要なのは『水』だということ。電気やガスはなんとか我慢もできるだろう。でも、水は生死に直結する。それをすべて管理された水道水に頼ったままでいいのだろうか・・・。
うちの宮城の叔父の家は、自家発電機を持っていて井戸もあったので避難所に行かなくて済んでいるそうだ。自家発電機は特別にしても、農家で『井戸』があるというのは大きいと思う。写真と同じような手漕ぎポンプだから当然電力も必要ない。極めてシンプルだ。
例えばこれが町内に一つずつあったとしたら。飲み水に適してないとしても、例えば濾過フィルターを備蓄していたら災害時には急場はしのげるだろう。もちろん飲むだけではなく消火にも使えるし、薪さえあれば五右衛門風呂だって入れるだろう。
もしものためにエレキを使わないモノで予防策。
60年近く前の電池も使わないアナログカメラで撮った写真を改めて見ながら、電気を使わない処世術も考える必要があるのではないかと思う。今回の震災でも「携帯が通じない」「電話が通じない」という声が圧倒的だったが、考えてみたら災害時に真っ先にやられるのは今までも電気、水道、ガスだったし、今後も同じだろう。なのに我々は情報手段をすべて電話やネットに頼ろうと加速している。
極端な話だが、もし役所や交番、駅に井戸があってそれぞれ伝書鳩を1羽ずつ飼っていたとしたら・・・。机上論かもしれないが、今後は電気が使えないことを前提とした防災対策が必要になると思のだが。
2011年03月29日
アーガスC-44(argus C-44)1956年製
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さて、ではebayで14ドルで購入したアーガスC-44の紹介をしよう。140ドルじゃないよ、14ドル・・・日本円で約1,200円。使い捨てカメラより安い・・・。悲しいほど嬉しい金額で購入したが、あまりにも不憫なので、ここでバシッと紹介する。で、もしかしてアーガスファンが増えたらこやつも本望であろう。
さてこのC-44、あちこちのHPでC3の後継と書かれていたり、2年の短命で終わったモデルとか書かれているが大きな間違いである。誰がいったいそんな間違いを広めたんだ?
まず『C-3』はオリジナルを1938年発売の『C』から誕生し『C-2』『C-3』と進化し、最後は1959年に発売された『C-33』で1961年に余命をまっとうする。対してこのC-44はオリジナルを1947年発売の『21(マークファインダー)』から始まり1951年『C-4』そして1958年に『C-4R』に進化。『C-44』は1956年に『C-4』の派生バージョンとして誕生し1958年に『C-44R』と進化し1962年に全うした。
つまり『C-3』の後継モデルは『C-33』であり、『C-44』の元モデルは『C-4』もしくは『21』。そもそも『C-3』と『C-44』はカテゴリーが違うので後継と呼ぶのは明らかに間違いだ。クルマで言えばBMWの5シリーズと7シリーズの違いみたいなもん。『C』という頭文字でカテゴライズするのではなく、語尾の数字でモデルを追うのが正しい。
で、購入したのは1956年製『C-44』アーガス製50mmF2.8レンズ付き。ちなみに『C-44』を『C-4』の後継と書いている人もいるがそれも間違い。56-57年は共に併売され、1958年に共に『R』に進化しているので、後継ではなくあくまで派生モデルと見るのが正しい。クルマで例えれば普通の5とM5みたいな関係。
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ビックリするくらいキレイだった。スレも凹みもまったくなく、とても55年も前のカメラとは思えない綺麗さ。革もまったくスレも無く前オーナーはずっと仕舞いっぱなしだったんじゃなかろうか?
このフェイス何かに似ている・・・なんだろう・・・・犬っぽい・・・・う〜ん・・・・・そうだ!
『ブルテリア!』
こいつ、ブス可愛いフェイスでお気に入りだ。
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レンズのデザインが凄い。同じ時期、機能美を追求していたドイツレンズと全く違い派手。それも不必要に派手。まるでエンジンのシリンダーか拳銃のリビルバーの弾倉のようなマッチョな造型。ピカピカしたメッキ感も実にアメリカ人好み。
50年代といえば『ミッドセンチュリー』なデザインが凱旋、イームズ、エーロ・サーリネン、ジョージ・ネルソン、ハリー・ベルトイアといったアメリカの作家が世界を席巻し、飛行機の羽を生やしたピンク色やオレンジ色のクルマが走っていた時代。当然、アメリカン・カメラにおいてもなんらかの影響を受けていたであろうことが、このC-44を見ていると分かる。
このレンズの造型を見ているとどうしてもリボルバーの弾倉に見えてならない。特にネーミングだ。『フォーティーフォー』とくれば『マグナム』と連想する人も多いだろう。この『C-44』が誕生した同じ年、S&Wから世界最強の銃としてM29(44マグナム)が登場したのは単なる偶然だろうか。
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本革のケースも多少の使用感はあるが、傷も汚れもない。こしゃくに露出計(不動)にもケースが付いて来た。なんでも化学繊維、ビニールの最近の国産カメラと比べると、アメリカが一番元気だった頃のカメラだということがよくわかる。アメリカ人の太っちょで馬鹿でかい体型に合わせて作っているので、各パーツがデカい。でも落としても絶対壊れないと思えるほど頑丈に出来ている。
なんだか理由は見つからないが、とても魅力的なモデルなのである。なぜこれが人気が無いのか?不思議で仕方ない。シュワちゃんやスタローンが持っていると似合いそうなこの『アーガスC-44』。クルマと同じでカメラもドイツ至上主義が蔓延してるけど、最近のミリターチックなファッションにもよく似合うこのデザインは『有り』だと思う。
そして当然ながら画質も魅力的だ。ドイツカメラがかもし出すシャープさはないが、ポニーテールで踊ってるような軽快感が楽しい。
キラキラしていた頃のアメリカで生まれたこのカメラ、とても魅力的だと思わない?
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2011年03月28日
Argus C-44(アーガス C フォーティーフォー)試し撮り-1
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震災以降、どうもクルマに乗る気分になれず休みの日も電車で移動。微々たる努力だけど、少しでも被災地の人たちの妨げになるようなことにならないように給油を暫く控えようと思っている。今のところクルマに乗らなくても緊迫する危機があるわけでもないので、供給が落ち着くまでのんびりしようと思っている。
ということでその間、休みの日はCOCOAと電車に乗って散歩に。見馴れたはずの東京散策も、震災のニュースを見続けていてちょって滅入っていた心の気晴らしになる。
散歩の相棒は当然カメラ。東京の街角を撮影してみる。気が付けば地震発生以降アナログカメラで10本近く、デジタルで数百カット近く撮ってしまっていた。きっと記憶の刷り込み行為なのかもしれない。あれだけ家が一瞬に流される映像を見せられると、自分自身の存在意義を写真に残したいという脅迫観念に近い行為なのかもしれない。撮るという行為によって不安から逃れるような・・・わからないけど。
とにかく無性に写真を撮りたい衝動に駆られた2週間だった。順を追ってご紹介。
大地震前にebayでアナログカメラを買った。『Argus C-44』なんと14ドルで落札。日本円にして1,200円位。いくらデジタル全盛といえども母国アメリカで悲しくなるほど安い・・・。露出計も、オリジナルのケースも付いてこの値段。当然送料の方が高かった。。。シリアルNoからして1956年のアメリカ製。コンディションはほぼミント(ヘリコイドは固着してたけど)。スレも凹みもなく革のケースもまるで最近買ったばかりのようにベストな状態だった。
カメラの詳細はまた明日アップするとして、試写を兼ねた撮影結果から。
神楽坂に行ってみる。何度も行ったことがあるが、今回は路地一本まで隅々歩いてみる。
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どこかハリウッド的な狛犬。ちょっと怖い?
チープなレンズだけどこの質感。なんかいい感じ。デジタルではこうはいかない。
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そそる飲み屋さんがいっぱい・・・。昼間来たことを後悔。
翌日は銀ブラ。
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絞り込めばここまでキリットした絵に。
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で、開放にするとまるでソフトフォーカスが掛かったように甘い絵に。
アーガスはあまり人気が無い。ヤフオク見ていても1万以下で取引されてる。程度の問題もあるのだろうけど、ちょっと過小評価されてる気がする。
カメラオタクの人たちからすれば難癖付けたい点が満載なんだろうけど、ちょっと抜けた色合い、適度な周辺光量落ち、溶け込むようなボケ味も個性があっていいと思う。
ライカともローライとも違う、一言でいえばメルセデスでもポルシェでもなく、コルベットでありマスタングなカメラ。いい意味でのアメリカンなカメラ。自分的にはかな〜り気に入ったのである。
明日はカメラの詳細をアップしよう。
argus





























